2015年05月12日

意識をめぐる冒険

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脳科学というのでしょうか,ニューラルネットワークが研究され始めて半世紀.
脳は計算機で,記憶や判断の仕組みがいろいろ分かってきたのですが,自意識というものがどういう仕組みでできているのか分からない.

コンピュータ応用の仕事をずっとやってきたものにとって,興味の尽きないテーマです.
さっきまでパソコン見ながら無意識にコーヒーカップを取って飲んでいた.
もう空になったカップを,今無目的にちょっと取ってみる.
この二つの動作はまったく同じだけど,意識が働くか否かに違いがある.
この意識が大脳のどの部位でどうやって発生しているのかという研究です.
脳の中は細いハリを刺すなど色々場所を特定することが進んでいるようです.

しかし,まだ研究は1%も進んでないそうです.

解明されてしまうと,意識を持ったコンピュータを作れるようになってしまうかもしれません. それは困るかも.
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2015年03月16日

ピケティが注目されてますが.

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この下の分厚い本は読んでません. 僕には入門で十分.
アベノミクスなどと宣伝して,もうダメなことがさんざん実証されている経済政策が繰り返されていますが,経済格差が広がるばかりです.
その証拠を並べ立てた本だと思いますが,解決策が累進課税だというので,ちょっと期待はずれでした.

もちろん累進課税は対症療法としていいと思うし,実績もありますね.
でも,ぼろ儲けしてるものが貧乏人に施しをするような形は望ましくないです.
ぼろ儲けを許さない,貧乏人を作らない,経済学者はこういう視点で仕組みを考えて欲しいものです.
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2015年02月19日

さよならバードランド

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NYにあったジャズライブハウス. チャーリー・パーカーが現れてモダンジャズが始まったころのジャズ・マンたちの生活ぶりが面白く描かれていました.著者はベーシストのBill Crow. YouTubeで当時を語るインタビューも見れますよ.
冬はこういう読書が最高です.
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2014年09月23日

サルなりに思い出す事など

IMG_9074trm_1.jpg この本,面白いからと貸していただいた本なんですが,本当に面白いです.

著者Robert M. Sapolskyが21歳から23年間,アフリカ セレンゲティ平原であるヒヒの群れの社会行動を観察した話.
カール・セーガン+アン・ドルーヤンの本によると,ヒトとチンパンジーの遺伝子の違いは0.4%にすぎないそうですが,ヒヒとの違いもわずかなようで,ヒトと同じような感情を持ち,親子の情を大切にするヒヒの家族生活ぶりは隣人を見るよう.

セレンゲティやマサイ族の話は以前読んだ「マサイ族の少年と遊んだ日々by David Read」がすごく面白くて,今回も舞台が同じでアフリカのイメージが広がりました. マサイ族とは随分遺伝子が違うように感じたものでしたが.

ヒトが自然の中で共生して行くすばらしさを感じさせる本ですが,同時に,共生できずにすべての生き物を殺して行こうとする醜い種であると感じさせる本でした.
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2014年05月20日

経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか

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4月18日のBlogで「滅亡へのカウントダウン」という本を紹介しましたが,左図(リンクを開くで拡大)のような世界の人口爆発について,いろんな国を回って現状を紹介した内容でした. 放っておけばこの調子で増加が続くことが良く分ります. 現に日本でも少子化対策なんて余計なことがなされている.

キリストがいた頃1億人だった世界人口がずっと2億人程度で推移していたのに西暦1900年には16億,2000年には4倍の61億.そして今は70億を越えてしまった.こんな急激変化に地球環境が耐えられる筈が無い!

世の中の様々な矛盾がどうも「経済成長」という,あたかも成長するんだから良いことだ,という言葉に起因しているのではないかとず〜と考えていました. 経済成長が毎年2%だとエネルギー消費もおそらく2%ずつ増加が必要です.これは36年で倍になる計算です.(ただし,今の経済成長はただカネを回して儲ける賭博経済だから,必ずしもそうはならないかもしれないが.) 人口増加が著しい中,経済成長も進めばエネルギーは枯渇する. 水だって食料だって足りなくなる. どう考えても経済成長を止める必要がある. 人口の減少も進めなければ.

私は70年代から工場の自動化の仕事をしてきました. 自動化が進めば人があまり働かなくて良くなり残業はなくなり,やがて週休3日になるだろうなんて若いときは思い描いていたのでしたが...逆に何故か忙しくなるばかり. 自分がやってきた仕事がちっとも誇らしくありません. 生産性の向上が何故,民の生活を豊かにしないで経済の拡大ということにつながってしまうのか. 成長とか発展という言葉を使ってそれがあたかも絶対的な善であるような錯覚をさせられて,経済のために人が働かされるという本末転倒な状況が作られてきたように思います.

しかし,経済学者も政治家も,はじめに経済成長ありきです. 私は理科系出身で不案内ですが,どうもそういう経済学の理論しかないようです. だれか経済成長は悪であるということをちゃんと書いている人がいないかと,いろんな本を探していたのですが,やっと見つかりました.
IMG_9054trm_1.jpgC.ダグラス.ラミス氏の書かれた標題の本は実に明快に私の思っていることに答えてくれました. それはごく常識的な見地だと思います. 是非多くの方に読んで欲しいと思います.
Amazonのレビューにどなたかが「自分は非常識ではないのだと安心できる本」と書かれていましたが,私も読んでほっとしました.

ただひとり,ほっとしていても仕方がない.どうすればいいでしょう.周りの人達と話してみるしかないです.

内容を紹介するために目次を添付します.リンクを開くで拡大表示されます.
添付の「はじめに」のなかに著者が想像する「この本を読んでくださる読者」が書かれています. これを読むと内容に興味が沸くのではないでしょうか.
 
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2014年04月18日

滅亡へのカウントダウン

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人口大爆発の話. 図書館から借りてきた本ですが,良い本だったので買おうかな.
食料事情がよくなって,医療事情もよくなり,戦争も起きないと人口はねずみ算式にどんどん増える.毎年2%増えると,ねずみ算では36年で倍になるのだ.
今,人類史上最悪の増え方をしている.日本の人口だって我々が小学校で習った数の倍になっているし,70億人の世界人口も今世紀末には100億を越える.

この本の作者アラン・ワイズマンは世界を回って,各地域での人口増加抑制策や,異常に増やしている地域もあることを報告している.世界にはまだまだ土地や資源がいくらでもあると思っていたらとんでもない.どうすれば50年先,100年先まで地球上で平和に暮らし続けることができるのか考えさせられる本でした.

食料やエネルギーが賄いきれなくなるのは直ぐ先で,その争奪で戦争になるしかないのか. 
いっそのこと大戦争を起こして,病院や食品工場を爆撃大破して一挙に人口を減らした方が早いかもしれないと思っていたが,それがもたらす貧困は子供を増やす機運を高めるようで,むしろ今の日本のように出生率が下がって少子化が進む現象のほうが平和裏に行きそうだ.

縮小の経済学を誰かが確立しておかないと,今の経済学ではお先真っ暗だ.
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2014年03月28日

音楽の科学がよくわかる本

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昔の人達は音楽は数学の1分野だと考えていたそうです.昔とはギリシャ時代やローマ時代.
数学は算術・幾何.音楽・天文学の4つの学科に分けられた.ピタゴラス,プラトン,アリストテレス.あるいはルネッサンスのダ・ビンチ.ケプラー,ガリレオとその父.バロック時代に至るまで音楽は科学だった.
今,脳科学の分野が発展してきて又音楽の科学としての一面が面白くなりそうです.
この本は寄せ集めの感がするが,概論としては手っ取り早く読める本です.
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2014年01月25日

響きの科楽

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図書館で借りてきた本ですが,面白く読みました.
コンチェルトでヴァイオリン1本が何故10本以上のオーケストラと対等に音量を出せるのか不思議じゃないですか?
倍音を含まないサイン波の音を携帯の着信音にすると,どこから聞こえるのか方向が判別できないそうです.
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2013年09月03日

プラートの商人

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この本,学生時代の友人が貸してくれた.
フィレンツェの近郊プラートの商人が14世紀後半にアヴィニョンやジェノバ,ピサ,フィレンツェといった都市で活躍した時の日常生活のおはなし. 実はこれらの都市は学生時代に旅行したことがあり,とても興味深く読みました.
この商人は財を成したけど,後継ぎが無くてプラートに寄贈して世を去り,残された邸宅が保存され,そこから古文書が良い保存状態で見つかったのでした.残された大量の帳簿や書簡から様々な日常生活の様子が分り,何を食べたか,家族や友人との関係,奴隷の売買,ペストの流行など,今から600年も前の生活が細々とわかり面白いです.
貸してくれた友人は,リタイア後のライフワークとしてその帳簿を研究しにイタリアに出掛けます.何年掛かるのでしょう....
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2013年02月07日

天地明察

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徳川時代中期にあって,測量や数学が随分進んでいたことがドラマチックに描かれていて,算術の難問を絵馬にして公開出題する風物,全国を北極星の仰角を測りながら歩く仕事,日食月食など正確な暦をつくる算術など,興味深く読めました.

それにしても,こういう分野の歴史に関して随分あいまいにしか知らなかったと思い知らされました.
関連して知らないことに気付いて調べたのですが,地球の大きさは紀元前にもう分っていたことや,月や太陽の大きさも測定されていたことを今更知りました.太陽までの距離が分らないのに大きさをどうやって測るんだろうと,紀元前の知識を今ごろ勉強しました.
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2013年01月11日

舟を編む,先生のお庭番

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孫達も帰ったので読書です.
「舟を編む」はお借りして読んだ本. 辞書を作る話です.辞書と言うのは100人ぐらいで言葉を集めて議論して作るのかと思っていました.たった一人の人が一人二人の助手とで作るんですね.そんな辞書が頼りになるのだろうかと,とても信じられないことでした.辞書に載っていない言葉は国語じゃないと思っていたのに.言葉は自分でどんどん作って使えばいいと思っていたのが再確認できました.
読み終わってから,カバーを外してみたら,表紙はマンガでビックリ.たしかにマンガ風ではありましたが.

「先生のお庭番」これは長崎出島のシーボルトの屋敷に入った若い庭師の話し.若者の働き振りが小気味良い. シーボルトがプラントハンターだったとは知らなかった.それにオランダ人ではないらしい.日本の測量地図を盗み出す張本人だったことも.
いろいろ知らないことがあって面白いですね.
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2012年01月22日

記憶の宮殿

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さて,本棚に入る本も紹介.
学生の頃から記憶力が最悪で,歴史や語学が大の苦手だったので,記憶術には興味があったのです.
この本に「記憶の宮殿」というのが紹介されていて,TVでもたまに見る驚異的な記憶力を持つ人のワザが分りました.実際に試してみると買い物リストなんかを簡単に覚えることができました.
しかし,これは脳がハードディスク(機械)に思えてきて気持ちのよいものではありません.昔,小昔,紙がない時代はこういう記憶術が大いに活用されていたようですが,今学校で小さいときからこういうのを教えたら,気味の悪い子供が増えていやだなぁ.やはり人間は忘れるのが得意じゃなくちゃ面白みがないですよね.
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2011年10月25日

読書の秋

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図書館で借りてきたんだけど「ストラディバリ デュランティ」の話,面白かったです.楽器のほうから演奏家に近寄ってくるという話です.
僕のところにもどこかから,いらなくなった金のフルートでも舞い込んでこないかしら.
「コード作曲法」この本の内容は別の本で既に知っていることだったんですが,付属のDVDに解説の音声と音源が入っていて,これがすばらしいですね. 例えばコードのテンションノートをひとつづつ弾いて,これはいいサウンドでしょ,これぶつかるからダメでしょ,等々分りやすいです.

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さてこちらは,腹立たしい企業家や政治家の支配する世の中で「憤れ!」というヤツです.
御用学者から独立した在家の研究者のネットワークを作ろうという話がありますが,御用経済学者から独立した在家の政治経済学者はいないのでしょうか. もうそろそろ賭博士金融屋に支配された資本主義はなんとか変えないと世の中世界中もたないと思うけど...
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2011年03月09日

冬は読書

冬は楽器を練習しなくちゃと思っているのですが,それもさておき,読書の冬.

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キミさんの蔵書から引っ張り出して,Michelle Paverのクロニクル千古の闇を読み始めました. これは面白い! まだ第6巻まであるからうれしいね.
実は寝る前に読む本は別で,僕は2冊の本を同時進行で読むことが多いのです. こちらはデーヴィッド リードのマサイ族の少年と遊んだ日々.これも面白い!.こちらはノンフィクションで80年くらい前の実話ですが,オオカミ族の少年が6000年前に展開するフィクションがつい最近のアフリカでのマサイ族とそう変わり無い.狩をして生きる.部族が掟を大事に生活しているのです.どちらを読んでるのか分らなくなってしまいます.どちらにも魔導師が登場して活躍します.
この2冊は是非同時に読まれることをお勧めします.

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その前まで読んでいた本はパウロ・コエーリョの作品群.どれも楽しいのですがちょっと飽きるかな.
寝る前は近藤雄生さんの遊牧夫婦.こちらはオンラインで続きを読むことができます.
こういうの読んでいると旅に出たくなりますね.もっと若ければ,一人旅好きだなぁ,何か楽器を携えて...

キミさんが抱えていた,こういう蔵書を勝手に引っ張り出して読んでいると,領域を侵されたかのように白い目で見ています. 自分はもっと別の本を沢山買い込んで読みふけっているのですけどね.
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2011年01月26日

猿谷要

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別荘に滞在していた中川良平さんが9月に山を降りるときに置き土産に置いて行って下さった本を,大変でしたがやっと読み終えたので,キミさんが前に読んでいた本を出してきて読みました.

Michael Connelly はすごく面白かった.のですが,なにせ英語からは遠ざかっているし,元々基礎がないので学生時代に覚えておくべき単語や表現が極端に足りない.1ページの半分も良く分からない部分があるとがっくりするのですが,辞書は引かずにひたすら想像力をめぐらして先に進むのです.The Scarecrow はコンピュータネットワークが話題でなじみもあったのですが,Angels Flight のほうは刑事などが沢山出てきて人の名前が覚えられないからしかたなく名前だけ書き出しながら読みました.
毎晩寝る前に2,3ページ読むと最適な睡眠薬になります.
それでも後半になると先が楽しみで遂10,20ページと読んでしまって布団の中で夜更かししてしまいます.分らないとこをそのままに進むのでなんとなく充足感に欠けるのですが,ああ面白かったと終わるのでした.

次に日本語の本を読むと一気に走り,これは睡眠薬にならないのです.
猿谷要という名前は実は知らなかったのですが,読んでみると60年代70年代に僕が海外,アメリカ,Jazz,黒人,南米などにすごく関心があったころにTVなどでも活躍していた方なので,絶対に何かで触れていたのだと感じました.僕は元々固有名詞,特に人名にはうとく,覚えられないのです.77,78年に掛けて半年ほどアメリカにいてその後も最後に2000年にNYやバンクーバーに行ったときまで何度か海外旅行をして,とりわけアメリカに行く機会が多かったので,この本に出てくる猿谷さんの旅行は時期も重なって自分のことのようにワクワクしました.猿谷さんご夫妻のようにもっともっと現地の方と接触して友人を作っておけばよかったと今になって思います.
猿谷要さんも今月亡くなられたんですね.今の本質を欠いた目先の攻防,三面記事的政治家にうんざりしていると,猿谷さんのような広い視野の方が惜しまれます.

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2009年02月16日

バロック

IMG_5789_1.JPG近くに住んでおられるバロック愛好家の方がCDをいろいろ貸してくださいます.
名も知らぬ作曲家の作品が多くて,少し勉強しなきゃと超入門書を読みました.

どうしてもフルートに関心が向くのですが,現代のフルートは登場しません.リコーダーかワンキーのトラベルソ.やっぱバロックも後期のものしかまだ馴染めません.
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2006年12月16日

今ガリレオのように

IMG_2229_210.jpg この本は本当に面白い!前著「脳の中の幽霊」をアマゾンマーケットプレースで購入して次に読んでいます.
 目で見た情報は網膜から視神経を通って大脳皮質へ伝わり,ものを認識して色々考えるのですが,実は視神経が分岐する(進化的に古い)経路がもうひとつあって,脳幹に向かい無意識に手足を動かすようなことをやっているそうです.
 人は何でも自分の意思で行動しているように思い上がっていますが,頭で考えることは後付の辻褄合わせだということのようです.これは前に読んだ前野隆司著「脳はなぜ心を作ったのか」にも書かれていたことですが,本書は脳の障害事例を基にして書かれているので理解しやすく,興味深く読むことができました.
 ガリレオが望遠鏡で天体を観察して木星の周りを衛星が回っていることを発見した時はまだ地球が自転する方程式はなかったんです.今脳の仕組みを説明する方程式はまだ無いけれど,観察できて色々推察を試みれることはいっぱいありそうです.
 
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2006年11月22日

モカンボセッション

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 10月22日のブログでご紹介したお客様,岩味潔さんが自作録音機で録音された伝説のピアニスト守安祥太郎さんの伝記です.著者の植田紗加栄さんのすごい取材力ですばらしい歴史本になっています.戦中戦後を短く生きたジャズマンの生活が生々しく現れます.

守安さんのピアノのイントロは絶妙だったらしい.それにしてもモカンボセッションのCDをもう一度じっくり聴きたいなぁ.


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2006年10月03日

読書の秋ですよ!

「新聞もラジオも,ましてテレビや電話も,そして隣人さえもなければ人間の生活はずいぶん純粋になる.入りすぎる情報で疲労もしない.これが本来の,動物的な人間の暮らしの基本ではあるまいか.」 高原の野鳥物語の一節です.まだ携帯に翻弄されることもなかった16年前に書かれたのです.
「ひまじ」のオーナーも世事にうといのです.
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ビーナスライン車山肩のチャップリンの上にある「ころぼっくるひゅって」を1956年に創設された手塚宗求さんのエッセイ集.霧が峰にまつわるいろいろなお話が野草や野鳥に寄せて書き綴られ,ついつい先を読んでしまいました.
「ころぼっくるひゅって」でサイン入りの本が売られています.
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